「分かった。虹真は後で家まで送るから」

「恭に殴られる覚悟しとけよ」

「へーい」

「あいつ嫌な奴だから顔は絶対狙わねぇ。狙うのは身体だな」

「最悪だな」






とりあえず腹減ったからご飯




「あ、親父」

「ん?」

「俺…………やるからには上を目指すから」

「!!………………あぁ、俺を抜けるもんなら抜いてみな」






親父はそれだけ言って部屋を出た




今は日本で行われるオーディションにさえ受からないほど実力はないんだ




albaに入って


いつかは親父を抜く





それが今の俺の目標だ








「せいくん」

「ん?」

「頑張りましょうね」

「あぁ」








それに愛しい姫が俺の帰りを待ってくれる




早く帰る為にもトップに立たねば