ある日の

手紙交換をする時。

「海陸〜梨摩より、私のホーが海陸のこと思ってるから!」

突然愛奈がそういって、逃げた。

私と海陸を残して。

「・・・」

沈黙が続く。

「気にしてないから。それでも俺は梨摩のこと、すきだから。」

海陸が、ニコッとそういってくれた。

「うん!わたしもだよ!!」

ちょっとはずかしかったけど、お互いに笑った。

私が教室にもどろうとするとき

「ははは!さっきの梨摩の顔うけるー!」

この声。。。

愛奈。。。?

「でも本当のこといっただけだしーあんなやつに!まけるかよ!!」

ひどい。。。。そんなふうに思っていたの?

「愛奈いいすぎだよ。」

この声は。。愛奈の友達か。

「うるさいな。海陸は私のもの。それできまり。」

私は走った。にげた。

ホントは教室のドアをバンってあけて、

一言言ってやろうと思ったけど

信じたくなかった。

あんなにも優しくしてくれた。

笑ってくれた。

だから、あれが愛奈なんて

信じたくなかった。