冷たいあなたとわたし

私は首を傾げていると
幹部室から音が聞こえた気がした。

私は嫌な予感がしたので
行ってみると
そこには、重症といっていいほどの
怪我をしている幹部
と、千智も顔が傷だらけだ。

「おい。どういうことだ」

「もー…助けて」
千智は、泣きながら小さな声で
言ってきた