「おそらく、今回の事件の裏で糸を引いてるのはその女二人って事で、その女二人を捕らえないと…って事よね?」
カンナヅキは再びティーカップを手に取り、残りのラベンダーティーを飲み干した。
「そうだね。おそらくその二人はセイレーンの近くに居るとみて間違いないと思う」
「あ、そういえば、今日「男女奏」<ウーマンテット>がやってる無料公演で、ディエヴァさんも出るって言っていたよね?」
カンナヅキは話していた内容を思い出していた。
先ほど訪れた「男女奏」<ウーマンテット>の一回の受付の先をまっすぐ行った、一階のホールで「歌姫」が主演で、公演が行われる。
その中に、ディエヴァは主演ではないが出演するのだ。
「条件は整ったね」
「ええ」
講演のあった日の夜、近くに森がある場所。全ての条件が整った。
その時が訪れるまで、カンナヅキは仮眠を取るため、先にダブルベッドに潜り込んだ。


