風神さん。



「今度こそ話すよ、ぼくの事…」

男の子がアップルティーを口に運ぶタイミングをマネするように、カンナヅキもアップルティーに口をつける。
乾いた口を潤した。

「記憶喪失ってもね…記憶を"無くすまえ"の記憶はかすかに残っているんだ」

その部分だけが、今も鮮明に。と男の子は言葉を紡いだ。