俺はゲームの電源を切ってテレビを消すとベットに身を投げた。

あああっ!!イライラするぅ〜!!


なんであのボスはあんなに強いんだよ?!
酷くね?クソゲーだよこのゲームっ!!


『くっそ…』


俺はゴロンと寝返りをうつ。

その時、ふと壁に貼ってあったカレンダーに目がいった。


そう言えば、今日は何日だっけ…?


頭の中で考えてみるが、当然全くわからず
俺は仕方なくスマホの画面をひらく。

今日は4月23日。


『……俺、誕生日じゃん…』


そう、今日は俺が産まれた日。

俺がこの世に生を受けた、記念すべき日。


と、ゆうことは
俺は今日18歳になったのか。

いや、喜んでなどいないからな?

どこぞの店でそういう本を買おうなどとは思っていないからな。

いかがわしいサイトをクリックしようなどとは決して思っていないからな。
これは誓おう、うん。


とりあえず話を戻そう。
これ以上18歳になったらについては語りたくない。

うっかり口を滑らせて、俺の本性がバレてしまう気がするからな、うん。