エリアルは、きゅっと姉さんの肩を抱いた。やめろおおっ! 「こらーっ、姉さんに触るな!」 だが、姉さんが目を擦って俺を見ていないのをいいことに、 エリアルは邪魔されるもんかとばかりに、 起き上がりかけた俺の脚を引っかけて、 もう一度転ばせた。こいつぅーっ! 「大丈夫だよ、大丈夫……。 全部、僕が何とかするから……」 その時、お守り袋からもう一枚の紙がはみ出していた事と、 そこにはセレナさんの居場所が書かれていた事を、 俺はまだ知らなかった。