エリアルは、お守り袋から一枚の紙を抜き出すと、 ぴちんと指で弾いた。 紙は正方形で、黒インクで魔方陣のような絵が描かれていた。 「護符の間違いだろ? あ、でもあんたにとっちゃ呪いか……」 「君にとっても、だよ。 ……あの狐め」 エリアルは舌打ちをすると、僕の後ろを見て固まった。 嫌な予感がした。 ゆっくり振り返ると、そこには……。 呆然と立ち尽くす、姉さんの姿があった。