「そう。今考えてみたら、馬鹿だった……。 ていうか孝、君ちゃんと僕の名前憶えてなかったんだね……」 「そんなんどうだっていいだろ」 きまりが悪いのを何とか誤魔化して、話を戻した。 「でも……無理じゃないの? だって、セレナさん華奢だし弱そうだし… …何より、女の人だぞ?」 「……連中には体格も性別も関係無い。 それにしても、まさかここまで追って来るとはな」 「だーかーら、人違いなんじゃないの?」 俺としては、人違いであって欲しい。