「そう。 何より、『エステバン』って名乗った事が、何よりの証拠だ」 「何で?」 すると、エリアルは呆れ返ったような眼で俺を見た。 「……君、おかしいと思わないのかい? 僕と同じ苗字で」 「同じ?……あっ」 そういえば、こいつも確か……。 「ヨーロッパをふらふらしてた時から、 標的の苗字を名乗って狩りをする輩の噂は聞いてたからね……。 ロンドンのバーで不用意に名乗っちゃった時に、 しまった、とは思ったんだけど……」 「後の祭り?」