『あなたの匂いの中に、奇妙な片鱗を見付けました。 ヒトの匂いとは別の、生き物の匂いを……』 気付いたら、口走っていた。 「……お前の所為だ」 「は?」 エリアルは、素っ頓狂な声を出した。 「シスターが、俺から変な匂いがするってさ。 ヒト以外の、って… …やっぱ、聖職者とかってそういうの分かるもんなのかな。 ……それで渡されたんだよ」 途端に、エリアルの表情が険しくなった。 何だ何だ? 「……そのシスター、何て名乗った?」