セレナは、呆然としていた。 エリアルは、辛そうに姉さんを見つめている。 多分、エリアルには姉さんの言っている事が、痛いほど分かっている。 人間の仕打ちがいかなるものか、という点では、 エリアルは姉さんの数百倍理解しているだろう。 セレナは、いつまでも横たわったままだった。 血だまりの中で、彼女は天井ばかりを不満げに見上げていた。