そして、心配そうに、


「小夜子……君は、いつから……」


姉さんは目を伏せると、



「最初から、ずっとよ……体が動かなくて、
今まで目も開けられなかったの。

だけど……全部、聞いてたから……」



姉さんは、哀願するようにエリアルを見た。