「……決戦は、相手の命を奪うまで終わらない。 それが吸血鬼の戦い方だ。 なのにお前はさっき、手を抜いた。 僕の血を吸うなら、全て吸ってしまえば良かったんだ。 それを怠ったから、こうなった。 ……分かるだろ?セレナ……」 セレナの口が、わずかに「ええ」と喋るように動いた。 「覚悟は……出来てるんだろうな……?」 ばかね、あたりまえよ……。 セレナは口を動かしただけで、声は聞こえなかった。