セレナは起き上がると、腕時計を見た。 ……もうすぐ七時になる。 冬で七時ともなれば、空は充分に暗い。 これだけ暗くなれば、 お互い『力』は昼の比ではない。 今日、何もかも終わるだろう。 自分がどうして、 こんな行動をとったのかは分からない。 だけど、そこに嫉妬が無かったとは言えない。