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「で、どうだったの?」

瑠那たちは楽しかったのかな?

「何もなかったよ。」

「えー、つまんない。」

瑠那なら言うと思った。
でも進展することは出来ないよ。

「瑠那…ごめんね。」

「はぃ?何があったの。」

瑠那なら言ってもいいかな。
言うつもりだったけど。




「戻ったんだってね、記憶。」

うちがいうより前に奈々が話してくれた。

「えっ?」

そりゃ、瑠那は驚くよね…

「うん…」