「伊宮と菊池と宮沢は3人で仲良かったんだよ。」 それって… 「でも、あの日以来、菊池と俺のことは記憶からなくなっていたんだ。」 「そんな…」 うちは奈々になんてひどいことをしたんだろう。 「花火大会には、たまたま宮沢は用事で行けなくて、3人で行ったから、その記憶が全てなくなっていたんだろ。」 「うちだけが?」 「あぁ。残念ながら俺の記憶はしっかりしている。菊池はあの火事には巻き込まれることがなかったからな。」