花咲く頃に


ほっといて平気かな?
面白いし…

とりあえず、アイスクリームがかなり溶けてしまったパフェを食べ進める。

混ざって赤いグラデーションが出来ている。
まるでうちの心の中みたい。

様々な感情が入り交じってるのと同じ。

男子と話すことが怖くて仕方がないはずなのに、伊藤くんとは自然に会話をしていられる。
でも、怖がっている自分もいる。

なんか不思議。


「あ!パフェ溶けてるー。」

伊藤くんとの言い争いが一段落したらしい。
パフェを食べようとした奈々の目の前には、かなり溶けてしまったパフェがあった。

「自業自得だ、ばーか。」