「奈々、どこいってたの?」

「んっとね、トイレだよぉ。」

「あ、そうだったんだ。」

「うん!」

「奈々、そろそろやめて、痛い。」

うちと奈々の会話中首に手を回されてた瑠那。
締めつけられてはなさそうだけど。

「えー、いいじゃん。」

「奈々?パフェ奢んないよ?」

あらら。
今度は、性格が現れたね。瑠那さんは相変わらず怒らせると怖いです…

「だっ、駄目ー!ごめんね、瑠那。」

あ、笑いがおさまった。
そっか。奈々は甘いものが大好きだもんね。うちと同じで…

「いやいや、大丈夫だよ。」

「まぁ、良しとするか…」

ホントは瑠那もそこまで怒ってないくせに。めっちゃ笑うのを堪えているよ。

この3人でいるのほど楽しいことはないのかもしれない。

「ありがと!」