「元気にしてた?」 「おう!花恋も?」 「もち!今度ゆっくり会おうー!」 「んー!他のやつも誘お!」 すると後ろから黒いオーラ…? 振り向くと同時にかけて行った。 「ゆっ悠馬くんっ?!」 「彼氏?」 「うん。ごめん!また連絡するね!」 「OK。早く追いかけな。」 「ありがとっ!」 私が走って行った後、 「はぁ…“彼氏”…か。」 と啓太が呟いた声は誰の耳にも届かなかった。 そしてこの時の啓太の切なそうな顔と 本当の気持ちを私はまだ何も知らなかった。