ヒトメボレ




彼はまた耳たぶを触って

恥ずかしそうにしていた。




「なんか最近花恋ちゃんが大胆。」



「悠馬くんにうつされた。」



「俺大胆じゃないし。」



「大胆でしょ?

そうじゃなきゃ公開告白とかできないよ?」




しばらくの沈黙のあと、


彼は意地悪そうな顔で私を見つめる。



きゅん。


また好きが重なる。