すぐこうやってはぐらかす。



こういうことが俺を不安にさせる。



その不安が顔に出てたのだろうか。



花恋ちゃんは俺の弱い耳を引っ張り

自分の方に引き寄せた。




「大好きだーバーカ!」




こう囁いた。しかも、




「今日の悠馬くん私服でいつもそうだけど、今日は特別かっこいいから

目合わせられない。」




なんてことを言ってくれた。



そんな君がかわいくて。



思わず抱きしめた。