みんなと別れ、1人とぼとぼ歩く帰り道。




「あ…!」




ふと後ろから声が聞こえた。



振り向かなくてもわかる。



1日中脳内再生してた大好きな声。




「花恋ちゃん」




ほら、名前を呼ばれるだけで照れてしまう。



こんなに君に溺れてるのに、


そのことに鈍感な君は気付かない。



この愛を乗せて私は叫ぶ。




「悠馬くん!」