ヒトメボレ




意を決して花恋の前に跪く。



さらに学生が集まる。



でも今の俺は花恋しか見えない。



それくらい君を愛してる。




「え、悠馬?」



「花恋。俺と結婚してくれないか?」




周りから湧く歓声。



それも俺の耳に入らない。




「俺は花恋に夢中だ。


花恋を俺のものにしたい。


だから…この指輪受け取ってください。」




柄にもなく買った指輪を差し出す。