「まぁ花恋もそのうち会えるでしょ。」 「そろそろプロポーズの時期だしね!」 「あの悠馬くんなら大胆にやりそうだよね〜」 「付き合う時みたいにさ、 大勢の人に囲まれて…みたいな?」 「それあり得るわ〜 『姫、お手を』とか言って跪いたりして!」 ふふっと笑い合う2人の会話は 私の意識の中に入ってこなかった。 なぜなら、 教室の窓から悠馬の姿が見えたからー。