ゆっくり上げた顔がほんのり赤いのは夕日のせいだろうか。



それとも…それとも……。




「悠馬。」




彼女の可愛い声が俺の名前を呼ぶ。



こんなに自分の名前が好きだなんて、


君に会ってなかったら思わなかったよ。



彼女はにっこり笑う。



素直になれば、想いは伝わる。