あの場所、というのは出会った場所。



つまりあの駅のホームだ。



私は悠馬くんを信じてるから。



来てくれるって信じてるから。



どうか、来てください。




「花恋ちゃん?」



「あ、悠馬くん!」



「あー!悠馬様の“元カノ”だ!」



悠馬くんの隣にいた女の子が元カノを強調して言った。



腕…組んでるし…



そのことに妙にイラついた。