ヒトメボレ




悠馬くんは“私のため”に別れてくれた。



思い込みかもしれないけど、


そうやって思うだけで元気が出る。



そんなことを考えながら改札を通ろうとすると彼の姿があった。




「ゆーうまくっっ?!」




近づいていくと悠馬くんと腕を組む女の子。



つい柱の影に隠れる。



付き合ってた頃、


私の悪口を言ってたファンの1人。



許さないって言ってたじゃん。



ずきっ。胸が痛むよ。