ヒトメボレ




「違くないだろ!

もし誤解でもキスしてたのは事実だ。

約束…したよな?」



「ごっごめんなさい…」



「まぁ、本気じゃなかったしな。

本命の時に全部が全部始めてだなんてかっこわりぃじゃん?

せめてヤってから別れたかったな〜。」



「っ何それ!最っ低!

こんな男とは別れて当然だから!」




最低と言った時のゆがんだ顔と、

走り出す前の悲しい顔はきっと私の思い込み。