「立花…起きて…起きろよ…」




なおの声が聞こえる


震えてて…泣いてる?




起きなきゃ…



「な…お…」




「りっ…か…?」



なおは目を見開いて

そして思いっきり抱きしめてきた




「うぅ〜…なおぉ〜!!」


あたしも抱きしめて

今までのぶん泣いた



「ごめん、ごめんな、浮気して
お前の気持ち確かめたくて
なにも言わなかったんじゃなくて
お前は言えなかったのに…」


うん、やっと気づいてくれた…



「もう…やめてくれる?」





「あたりまえ…お前を1番に愛すよ」




「…うんっ!!」



そして

なおの唇が
あたしの唇に重なった





そこには
大きな大きな愛が溢れていた…



終わり