「なんで…いるの?」 私の家は矢野くんの家とは正反対だったような気がする。 しかも息切れしてる… 「…こっちが聞きたいんだけどいろいろ」 「……」 変な風に緊張してしまう。 「…おまえ、顔色悪くないか?」 「…知らない」 雨に当たったからだろうか、頭がぼおっとしてきた。 「おい、」 「永澤、永澤だよ、私」 気づけば言葉が溢れていた。 また目尻が熱くなって涙が溢れそうになる。