楽しそうに話をする杉山と頬をピンクに染めて恥ずかしがる永澤。 今すぐにでも引き剥がしてやりたい。 そんな衝動に駆られる。 「…誰にでもへらへら……ったく」 だから狙われるんだ、永澤は。 けど、 永澤は不機嫌だった、朝から。 朝一番に俺を見て言ったのが「ばか」だ。 俺を見つければ顔を歪ませて頬を膨らます。 「……はぁ」 気に食わないよ、 あの態度。 「薫、俺は少し用事ができたから席を外す」 「ほーい」