side 蓮 今日はいつもと違う。 『矢野くん』 隣に永澤がいない。 背が小さくて奥二重の大きな瞳、 天然で無垢なあいつを 気づけばずっと目で追いかけていた。 「……ん…蓮?」 「あ、あぁ」 「すごい怖い顔してるわよ?」 俺と薫が昼食をとる席からは俺が不機嫌になることしか見えない。 「…」