『あのさ…夏帆。』

華が口を開く。

「ん?」

『録音の奴なんだけど、仁に聞いてみてくれない?私、今日忙しくって…』

「全然いーよ。結果は明日言うね。」

『ありがと。あ、バス来た。ばいばーい。』

「うん。ばいばーい。」

華と別れた私は歩いて家に帰った。