『ねぇ、麗子ちゃん』
公園のベンチ。
情けないけど
向かい合わせで話すことなんて
今の俺の心臓が保たないからベンチだと有り難い。
顔を見なくて済むから。
真正面からね。
『この前の、、、キスしたことなんだけど』
そう切り出すと
ぴくっと体が動く麗子ちゃん。
『ごめんっ!…………好きとはいえ…麗子ちゃんに無理矢理して麗子ちゃんの気持ち無視して』
頭を下げ
俺なりに考えてた言葉がうまく出ず
グタグタだけどほんとに反省してる。
『…………』
だけど、無言のまま
何も言ってはくれない。
頭を下げてる俺は
上げるタイミングもつかめず下げたまま。
やっぱ……すっげぇ怒ってるよなこれ。
『……………顔上げて……』
ようやく声が聞こえた俺は
ゆっくり顔を上げて俺を見つめてる麗子ちゃんを見つめる。

