無口で冷たい俺のお姫様





あれ、
麗子ちゃん立ち上がらないんだけど、、、



もう周りに人はほとんど残ってない
でも、麗子ちゃんがまだじっと座ったまま。



『麗子ちゃん?』



『、、、怖すぎて、、、立てない』



ぐはっ、、、



俺をチラッと見たその目には
涙を浮かべて困った顔の可愛い麗子ちゃん。



だめだっ、、、



俺悩殺されて立てません。



なんて言ってる場合じゃなくて、

ここは男らしく振る舞うんだ俺。



『大丈夫?はい』



左手を差し出し
麗子ちゃんが握ってくれるのを待つ。



案外これ勇気いったりする。


だって普通なら



『馬鹿じゃない』


なんて言われかねないからね。



でも、ホラー映画が効いたのか



『ごめんっ、、、』



そう一言呟いて俺の手をギュッと握る。


力なく立ち上がる麗子ちゃんを支え


ドキドキの俺は、、、少しニヤけてたり。



館内を出てとりあえず周辺の座れる
場所へと移動。


ショッピングモールの入口の前にある
噴水のベンチへと腰を下ろす。



まだ微かに怖がってる麗子ちゃんを
横目に左手の温もりを堪能。


って、俺変態みたい。