無口で冷たい俺のお姫様





あー、、、失敗だ、、、




麗子ちゃん、絶対怒るだろ。





『ごめん麗子ちゃん、、、大丈夫?』




『、、、手、、、貸してて、、、おねがいっ』



『え?も、もちろん』




そんなお願いされるとは。




逆にお願いしたいくらいですよ。




そこから映画が終わるまで



怖がってる麗子ちゃんに腕を貸して



ひたすらしがみついてた麗子ちゃん。



俺、、、失敗したけど



ごめんね麗子ちゃん。




今ちょー幸せ。




嬉しすぎて映画の内容全然頭に
入ってません。



沢木のおかげ、、、なんだろうけど



素直に喜べるわけもない。



これで嫌われたら俺どうしよう。




嬉しい気持ちと不安な気持ちが
一気に押し寄せてきてわけわかんねぇ。






♪〜♪〜




エンディングロードがスクリーンに流れ


映画館に明かりが戻る。



それに反応した麗子ちゃんは



しがみついてた俺の腕からゆっくり離れる。




あぁ、、、


終わった俺の幸せ。



麗子ちゃんには悪いけど
もう少し長くても良かったかななんて。