無口で冷たい俺のお姫様




『では、大人2名様のチケットになります。上映5分前にはお入りください』




受付のお姉さんにチケットを貰い
この独特の映画館の雰囲気に
俺は少し舞い上がってたりする。



だって、薄暗い中に男女二人で来てたら
誰が見てもカップルだろ?



それに席なんて隣だし
結構近いじゃん!


映画の内容より
俺絶対そっちに意識行くと思う。



『麗子ちゃん、ポップコーン買う?』



『、、、えっ?あぁ、うん。』



『飲み物は?』



『、、、あ、うん』



んー、、、



映画館に入ってから、余計に無口。



いや、無口っていうかボーッとしてる。



相当お怒り?  


でもそんな表情には見えない。



そんなこと考えながらポップコーンに
飲み物を買って席に座った。



結構人気の映画みたいで
周りは結構席が埋まってる状態。


ちらっと隣の席の麗子ちゃんを見ると




『、、、』



相変わらずの無口のまんま
微動だにしない。