無口で冷たい俺のお姫様





『、、、やっと来た』




少しムッとしてるのか
いつもより低めの声で俺を睨んでる。



怒ってる。




でもごめん麗子ちゃん。



待っててくれたことに対して嬉しすぎて
思わずにやけてしまう。





『なんで笑ってんの、、、』




『ごめん、遅刻して。待っててくれてありがとう』



顔の前で両手を合わせ
ごめんねのポーズ。



ニヤけてるの隠すためもあるんだけどね。





『、、、だまされたと思った』



『俺に?』



『来ないから』



『ごめんね?ほんと』



心配かけてしまったわけか。


よし。



お詫びにいっぱい楽しませてあげないと!!



そう気合を入れる俺。



『で、どこ行くの』



『映画!!沢木に聞いたホラー好きなんでしょ?席とってあるんだー』




これでちょっとは
機嫌治してくれたら嬉しいんだけどな。