無口で冷たい俺のお姫様




『半年くらい前にだな、初めて麗子ちゃんを知ったんだ名前は知ってたけどな』



『まぁ、久住って人気あるしなー俺は断然、沢木 かえで派』



まぁ沢木もブサイクじゃないが
俺の好みとは違うな。



『俺が告白の返事をしてた時だったんだけどさ、ほら、俺優しいから泣かさないよう断ったんだよ』



『お前がなんで、ほどほどにモテるのか俺には謎だ』



ほどほどにって、言葉に少し引っかかったが
今は、無視してやろう。


『で、放課後だったんだけどその子と別れたあと教室からガタッて音が聞こえてさ』



クラスの前でだったから
隣のクラスからも見えてたんだろーなきっと。



覗くと居たのが麗子ちゃん。