「ね…ねぇ七星ちゃんっ」
秋穂が顔を火照らせている
嫌な予感しかしないなぁ~…
「今の子の名前…教えてもらえる?」
「荒井龍聖だよ、ウザいやつさぁ~…」
「め…メールとかしてないのかな…」
うっわ~…もうあいつの顔に
騙されまくってる~…
「美亜が言っておこう、奴の顔は詐欺だ」
「そうそう、騙されない方が~…は?」
『君の名前は?』
「あ…秋穂ですっ」
『可愛い名前だな』
「おいこら龍聖」
「秋穂まで落とそうとするな変態」
『うっせーよ~んで、その子は?』
「美月」
『よろしくな』
「よろしく」
美月意外とクールだった…
天然系イメージが一気に粉砕した
「あ、ねぇ美亜ちゃん七星ちゃん!」
「「ん?」」
「良かったら一緒にお昼4人でどう??」
なんだろう~…今までにないことで
顔がにやける自分がいる
「おっけー!」
「そうしよ!七星ぼっちだと泣くしさ!」
「はぁ!?余計だよっ!!」
「仲がほんっといいよねぇ~!!」
秋穂と美月にも笑われてしまった~…
ま、初めての友達ってのも良いもんだね

