「…美亜リタイアするわ~…
そろそろ話のネタつきてきた」

「ま、もう学校着くし…許してやろう」


ほんとは手汗なかなか酷いくせに…笑


学校に着いた私たちは

すぐに名簿を渡された


「…あ」
「…は?」


クラス一緒…


「七星~!!よかったーっ!!よかったーっ!!」

いきなり抱きついてきた美亜に

ビックリしながらもとりあえず

転ばなくてよかった~…


それと…一緒でよかった。


とりあえずクラスに行ってみた私たちは

ガラッとしていた

どうやら一番乗りらしい…


「2組集まり悪っ!!」

「美亜…声大きい!!」


『あ…あの~…2組の方ですか?』


「「え?」」

声の方を振り向くとそこには

小さい女の子といかにも頭よさげだけど

ちょいと天然が入ってそうな女の子がいた


「あ、うん。うちら2組だよ」

「あ、じゃあよかった!一緒だ!」


安堵の笑みを浮かべて私たちの方へ

寄ってきた二人

まぁ言うことって言ったら~…


「飯田美月です!」

「中内秋穂です、よろしくねー」


ですよね~自己紹介だよね~

「はいよ!よーろしく~」


初っぱな友達が出来るって

なかなか嬉しいものだよねーっ♪
結構ルンルンしてる自分がキモい笑

えっと~…イメージ天然系が美月で
小さいのが秋穂ねぇ~よし覚えた!

『…は!?七星?』

「え?」

「うっわ~…あんたもいるの~…」

『おまけに美亜もかよ~…』


「「うるさいっ」」


『相変わらず仲良いし声でけぇな~…』


幼稚園から一緒のクソ生意気なやつ



荒井龍聖(あらいりゅうせい)



「あの人…格好いいね…っ」

あ、あれ?秋穂…さん~…?

「ま、見た目だけはね」

「やっぱ美亜もそれは思ってたか~…」


そう、見た目だけはなかなかなイケメン

ただキャラと性格がクズなのだ…。


所謂、究極の今ドキ風残念イケメン

「あ?何か言ったか?」

「なんもいってないさっさと教室入れば」