青春、始めます!






「……今、キーンって鳴ったよ、耳がキーンって」


「あ、たしも……」




 男子らの叫び声はもう、明らかに周囲の人たちに迷惑がかかってるレベル。


 けど、当の本人は気にもしてないみたい。



「マジー!?」


「美喜、さんきゅっ」



 優喜に思い切り肩を掴まれる。



「え、あたし何にもしてないけど……」



 怖いんですけど……



 ってか、さっきまでかなり疲れてたのに……


 でも、それくらい嬉しかったんだよね……




「じゃ、もう勉強してる場合じゃないね!好きなもの頼んでいいよ!うちの奢りー」


「え、いいの?」


「じゃ、マミコの奢りー」


「ちょ、名前で呼ぶな!高田」


 マミコちゃんは、高田君の頭を小突いた。


 ってか、マミコちゃんの奢りって……


「いいの、かな」


「大丈夫、あいつん家金持ちだから」



 優喜はあたしの言葉を聞いて、笑って言った。