なんでそんなこと。。

あ、カレーうどんかけて私が優羽に連れてかれたとこ見てたのか。

それとも空き教室にいた事を見られたか。

どちらにせよ、どんな説明をしても相手を怒らせるだけだ。

どうする、晒科美羽。

「どういう関係か聞いてんだよ!」

今まで可愛く微笑んでた女の子は、表情を変えて鋭く睨む。

「なんにもないよ..」

「は?舐めてんの?食堂でアンタがやらかしてから、一緒にいる所をよく見てんだよこっちは。そんな言い訳通用しないんだけど。」

「...っ」

言葉が出てこない、逃げたいのに逃げられない。

集団に囲まれるってこんなに怖いのか。

「ねぇ、アンタ聞いてんの?優羽くんはみんなの王子様なの。みんなのものなの。抜けがけは許さないよ。」

鋭く言い放つ女子達。