クラスに着いたら、すぐ心愛に相談しよう。
そう決めて、下駄箱で靴を履き替えようと手を伸ばした時。

「ねぇ、晒科さん。」

誰かに声をかけられる。

振り返ると、ざっと10人ほどの女子たち。あ、優羽の取り巻き達だなってすぐに察した。

「ちょっと話があるんだけど、いいかな?」

そう可愛く微笑む彼女は、優羽のファンのトップだろう。

ただ、その可愛く微笑む目は一つも笑っていないのがとっても怖い。

こういう時は大人しく着いていくのが無難!

「う、うん」

「さっすが晒科さん!話が早い〜、こっち〜」

安定の体育館裏。。

「ねぇっ、晒科さん?優羽くんとはどういう関係??」