「…え、待って嘘でしょ…? …もしかして、早瀬…? …、イヤ違うよね。わたしの記憶の中の“早瀬”はこんなに顔整ってなかった…」 「オイ待てコラ。久しぶりに顔合わせた途端に悪口言うな」 「え、え…え? だって…ええ!?」 「え、って何回言うんだアホ」 わたしを呆れ顔で見るその人の顔に、やっぱり見覚えはなかった。けど… わたしを“天音”と呼んだ時点で、そう認めざるを得ない…。 …わたしの今、目の前にいるこの人が、小4の時に親の転勤で転校した、早瀬羽流(はやせ はる)だということを…。