「ユウウツすぎる…」
「ドンマイ、ドンマイ。がんばりな!」
「くぅ…三宅ちゃん代わってよ」
「えームリ。部活の仮入部あるもん。じゃあね〜」
…三宅ちゃん、たったの一瞬も考えなかったな…。
このあと委員会なんて、ホントありえない!
「ふぁ…っ、おい天音さっさと行くぞ」
「ふ、ふぁぁぁ、あくびうつった眠くなってきたぞよっし帰ろう!!」
「オイ待てコラ」
早瀬に首根っこを掴まれ、生徒玄関に向かえない。
「ワザとらしいあくびとヘタくそな芝居やめろ」
「首締まる死ぬっ」
わたしは早瀬を突き飛ばすと、委員会の活動場所に向かった。



