「っしゃー、自己紹介してもらうぞー。まず男子の出席番号1番からー」
どんな人がいるんだろう、と教室を見回してみると、やけに男子が多い。なぜ。
「っ!?」
ふと、見覚えのある顔に目を見開いた。
1番の男子の自己紹介に、周りの男子と茶々を入れて笑っている。
…わたしには気づいてないよね…?
どうせ自己紹介した時にバレるけど…。
自己紹介はどんどん進んでいき、その人の番になった。
「西中出身の早瀬羽流です。部活はめんどくさいから入らないつもりです! …あと! このクラスにもう1人、ハルって名前のやついるから、俺呼ぶ時は名字でお願いします!」
パチパチ、と拍手を受けながら、席に戻る早瀬。
そんな中、わたし1人、拍手もせずに呆然とまばたきを繰り返す。



