大好きなあの人は生徒会長♡

ーガチャ



来たのはもちろん、屋上。
マンガや小説でよくある話だ。




「あのー…」


私はそう言っただけなのに。



ーバコッ



「う...っ...」



お腹を蹴られてしまった。





「最初から、翼のこと狙ってたの!?
興味のないふりしてずっと狙ってたんでしょ!?」





...12年もの間、私は心の何処かで
彼の存在を探していたのだろうか。

彼の存在に気づいた時から
少しだけ心が軽くなったの覚えている。






「横取りしていてさ...
良くもそんな平気な顔して付き合えるよね」





...そりゃそうか。
そう見られたっておかしくないんだ。