大好きなあの人は生徒会長♡

俺達が付き合い始めたのは昨日。

まだまだ色々きごちない。


でも、気持ちだけは大きくなるばかり。



「はよ、翼」



俺はいつものように生徒会長室にいて。

なぜかいつも、蜘影がいる。



本当は蜘影も入っちゃいけないんだけどさ。










「おう...
あ...俺、千乃と付き合うことになった」


「ふーん...て!え!?」



蜘影は驚きが隠せないようだ。


でも、表情はいつものように優しくなった。





「やったじゃん。
おめでとーさん♪」






ありがとな、蜘影。

お前のおかげでここまでこれたんだ。

お前がいなきゃ、何にもできなかった。


今度は...お前が幸せになる番だ。


お前が本気になれる女を見つけるまで。
俺だってお前のそばで支えてやる。